「佐古愛日連」の練習取材しちゃいました!

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  笹山通れば 笹ばかり
大谷通れば 石ばかり
猪豆くって ほーいほーいほーい
一丁目の橋まで 行かんか来い来い

いろいろ調べると、笹山というのは実は南佐古三番町あたりの佐古山ではないか、確かに笹が多くあったようなので、うちの連では笹山やめて、佐古山にしようと決めた。佐古一、二番町あたりは、大谷といって昔、石切場があった。今の佐古川を使って青石を切り出していた。今もその名残である石積みが見られる。
一丁目の橋というのは佐古橋で、蜂須賀公が治めていた当時の阿波おどりは、大きな騒ぎにならないようにと、地域を限定して踊ることを許したようで、一丁目の佐古橋までしか行けなかったということのようだ。
寺町通れば"たこばかり"ともいうのもあるよ。と地域踊りの復活仕掛け人、木村会長(写真)は笑った。

no6_4.jpg こういう会長のいらっしゃる街は楽しそうだ。
会長は「おどりに参加を呼びかけるのに、下手したら私一人で踊らないかんかなと心配しながら、回覧板を回したら、90 人にもなった。びっくりした」とおっしゃる。
鳴り物も三味線八丁を合わせて19名。ただ、笛が少し足らないので、紙面で呼びかけてくれんかと頼まれたので、どなたかどうですか。
広島なまりの記者氏が「みなさん、おどりが得意なんですか?」と聞いた。
会長は「得意かどうかはわからんけど、みな好きなんですよ」と。そうですよね。阿波おどりはうまい下手の前に、好きなんですよね。阿波おどりが、こうした楽しい輪をつくって、広がることを、みんなが知っているんですね。

no6_5.jpg この日の練習には、約60 人が集まった。
有名連の連長でもあり、地元佐古でおどりプロショップの社長さんでもある岡本忠さんが指導にかけつけた。「おどりの基本は、まず笑顔」と。そして手や足の位置、歩きながらおどる隊列や速さをチェック「桟敷では、お金を払って見に来ているのです。だらだらした姿は見せられない」と厳しい言葉もありました。

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no6_7.jpg本番8月15日夕方には、佐古児童公園に集合して40年ぶりに、佐古山~大谷~佐古橋へと町内をおどる。
最近、独居老人宅が多くなって、とご心配される会長さんは住民の皆さんに、特に桟敷やあの雑踏の中へは行けないとあきらめていた方、「ぜひ、無理のない範囲でちょっとお出かけいただいて、見てください、よかったらいっしょにおどりましょう」と呼びかけている。
うれしいじゃないですか。これぞ、地域おどり。佐古のおどる阿呆に、見る阿呆を ぜひ、おっかけしたい。また、谷事務局長さんにも、地域のことをいろいろお聞きしたい。

Writing/宮本光夫
Photograph/幸田青滋

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no6_2.jpg  佐古愛日(あいじつ)連

今の佐古小学校は最初は戎(えびす)と言っていたが、別に愛日という名前もあった。
そのあたりのことは、地域の歴史に詳しい方がいらっしゃるということなので、あらためて聞くとして小学校の名前が連の名前になったというのも、地域の阿波おどりにふさわしい。