NEWS & 活動報告[2012]

無限の夏へ

太陽が沈む頃、街のあちらこちらから、

鉦や太鼓、横笛の音が聴こえてくると、

今年も夏がやってきたなと思うようになった。


かつて京都で暮らしていた私が徳島へ移り住み、

あっという間に八年もの月日が経とうとしているが、

阿波おどりの魅力は、いまだに上手く説明ができない。


徳島独特の方言である阿波弁に面白い表現がある。

主に阿波おどりに夢中になって周囲が見えなくなる

愛すべきお調子者たちを"てんすい"と呼ぶのだそうだ。


もともと漢字の表記は存在しない表現のようだが、

「天から降る水と踊りがあれば、ほかには何も要りはせぬ」

という意味から「天水」の二文字を当てるのが一般的らしい。


阿波弁を研究されている徳島大学の仙波教授の説によれば、

全身に酒が回った状態を指す「霑酔」から来たとのこと。

なるほど、阿波おどりに興じる人々を街で眺めていると、

そもそもの漢字は「霑酔」だったのかもしれないと思う。


さまざまな人が、それぞれの形で愛する阿波おどりには、

「こうでなければならない」という定形はないのだろう。

答えが一つではないからこそ、上手く説明できないのだ。


自分だけの答えを探す夏が、今年もはじまっている。


「えっとぶり」うちわ、できました!

もうすぐ阿波おどりですね。

というわけで、毎年恒例となっている
「えっとぶり」うちわが出来上がりました。

「どこに行けばもらえるの?」

というお問い合わせをよくいただきますが
とにかくみんなが「えっとぶり!」(久しぶり!)と
心を解放して阿波おどりを楽むような場所に配布する予定です。

もしこのうちわを手にすることがあれば、
ぜひ踊る阿呆になって、阿波おどりを満喫してくださいね。


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